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皆さん、こんにちは。刹那塾の中村です。
今回は10月3日、4日に開催された、小松先生による「アキュゾーン実技セミナー」の開催され、私、中村が参加してきたので、レポートをご紹介させていただきます。
左:小松武史先生、右:中村
■まずは小松先生のご紹介です。
小松先生は1987年後藤学園卒、89年に渡米。95年カリフォルニア州立大学ロングビーチ校体育学部スポーツ医科学科卒。96年ロングビーチ・スポーツ医科学理学療法クリニックに就職。97年全米アスレチックトレーナーズ協会公認ライセンスを取得され、現在はカリフォルニアスポーツ医学センターの代表として、一般の方からアスリートまで多くの方をサポートされています。
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■次に「アキュゾーンセラピー」についてご紹介です。
アキュゾーンセラピーあらゆる体幹部位の痛みを、ゾーンを用いた触診(主訴、首部、腹部、背部など)から見いだされた圧痛点を、26経穴の中から7以下の鍼で、即効的に緩和するテクニックです。また、この療法は、標と本の両面に対する治療をね備えてた標本兼顧ですので、内蔵系や精神的な原因からの疾患も対処することが可能です。
写真は、つい先日発売されたアキュゾーンの日本語版教科書です。
それでは、早速、セミナー当日の様子をご紹介させていただきます。
■最初はアキュゾーン概論から
まずは、アキュゾーン概論から説明が始まります。
「アキュゾーンとは何か?」「アキュゾーンセオリーとは?」「アキュゾーンのメカニズム」「取穴と刺鍼」など、基礎講座を最初は学びます。
■アキュゾーンセラピーの流れ
大まかなアキュゾーンの流れとしては「問診」→「触診(圧痛点確認)」→「取穴・刺鍼」→「評価」となります。
刺鍼後の効果を評価し、必要に応じては「タッチアップ」という、症状が残っている部分に対して刺鍼を行います。
■アキュゾーンセラピーは「触診(圧痛点)」が重要な鍵を握る
触診は、診断かつ選穴基準になるため最も重要な手技のひとつです。主訴に応じて圧痛点を細くチェックします。
■選穴は26経穴からのみ
圧痛点を出すことができたら、いよいよ選穴になります。
選穴は以下の26経穴から選択します。
■アキュゾーンでは「響かせる」ことはしない
鍼治療ではよく「響かせる」や「得気」という言葉を使います。
しかし、アキュゾーンではいかに自律神経をコントロールし、ホメオスタシスを高めるかというのがポイントになるので、患者が辛いと思わせるような刺激がしません。
低刺激でいかに効果を出すかがアキュゾーンになります。
■小松先生のセミナーは治療のデモンストレーションを多く見ることができる
小松先生のセミナーの特徴として、疾患や症状を抱えた患者の治療を実際にたくさん見ることができます。
今回も事前に「ヘルニア」「腰痛」「ひざ、足首の痛み」などの悩みを抱えた一般の患者を準備し、2日間で7名の実際の治療を見させて頂きました。
普通のセミナーであれば、治療の方法は教えてくれるけど、実際に臨床になったらどう応用すればいいのかわからないということが多いと思います。
患者一人一人に応じて、どう治療するか、声かけをするか、治療後のホームエクササイズプログラムをどうしどうするかなど、実際の患者にアキュゾーンをどう活用するかを見れることは受講者にとってとても参考になりました。
【今回のデモ患者の症例】
・腰痛(デットリフト(トレーニングの種目名)の時に痛みがでる)
・腰痛(歩行時や階段の上り下りで痛む)
・膝痛と足関節痛(プロサーファーで技をする時に痛む)
・下腿の冷え、慢性的な肩こり
・腰椎ヘルニアによる痛み、しびれ、筋力低下(つま先立ちの時に痛みがでる)
・頚部痛、左上肢のしびれ
・腰痛、下肢のしびれ
■デモンストレーションの様子
以上が今回参加した「アキュゾーン実技セミナー」でした。
毎回参加して驚くのは、小松先生の治療がどんどんアップデートされていることです。
小松先生も多くの方を治療されているため、その時に気づいたことや新たな発見を受講者に共有して頂き、とても参考になりました。
また、多くの受講者が思っていると思うのですが、小松先生が患者に対しての配慮の仕方が半端ないことです。
アキュゾーンの効果を出すために、手技はもちろんのこと、患者への声かけ、治療姿勢の作り方、雰囲気の作り方など、どれをとっても学ぶことばかりでした。
■懇親会は参加者の9割以上が参加する
また、驚いたことはもう一つあります。それは土曜日の夜に行われた懇親会では、受講生の9割が参加されたことです。
セミナーでは聞けないことを懇親会では、聞くことができます。
私自身、懇親会もセミナーの一部だと思っています。
小松先生のお話はもちろんのこと、小松先生のアシスタントの先生方が考えていること、同じセミナー受講者が考えていること、様々な立場の方とお話しすることによって得るものも多いのではないでしょうか。
以上が、「アキュゾーン実技セミナー」のレポとなります。
小松先生、2日間本当にお世話になりました。春のセミナーも楽しみにしております。
また、アシスタントとして受講者のサポートをしてくださった、溝口薫先生、菊池拓先生もありがとうございました。
■最後は記念撮影
刹那塾のオンラインセミナーでも小松先生の「アキュゾーン」の治療動画を学ぶことができます。
現在は以下の動画セミナーが公開中です。
【小松武史先生(シーズン2)の動画一覧】
#1.Acu-Zoneセラピー:シーズン2(フットサル選手の大腿四頭筋の張りと膝関節痛に対する治療)
【小松武史先生(シーズン1)の動画一覧】
#1.Acu-Zoneセラピー(坐骨神経痛に対する治療)
#2.Acu-Zoneセラピー(後頚部から肩甲間部の痛みに対する治療)
#3.Acu-Zoneセラピー(四十肩、五十肩に対する治療)
#4.Acu-Zoneセラピー(肩から背中の張りに対する治療)
#5.Azu-Zoneセラピー(基礎知識について)
#6.Acu-Zoneセラピー(首、肩、上肢にかけての痛みと痺れに対する治療
#7.Acu-Zoneセラピー(投球障害肩に対する治療)
#8.Acu-Zoneセラピー(頚部、肩上部、背部、腰部の痛みに対する治療)
#9.Acu-Zoneセラピー(むちうち症と肩甲骨内縁の痛みに対する治療)
#10.Acu-Zoneセラピー(スノーボード選手の左上肢の痺れに対する治療)
#11.Acu-Zoneセラピー(フットサルゴールキーパーの肩インピンジメント症候群に対する治療)
#12.Acu-Zoneセラピー(頚部伸展時痛に対する治療)
#13.Acu-Zoneセラピー(ウエイトリフター、肩甲骨内縁の凝り痛みに対する治療)
#14.Acu-Zoneセラピー(長距離選手、胸鎖乳突筋と斜角筋の凝り痛みに対する治療)
#15.Acu-Zoneセラピー(膝関節、股関節の痛みに対する治療)
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